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ミシンとアイロンが配布されました

活動拠点となるEJAADセンターの建物が完成し、メンバーが集まって刺繍作品の製作ができる環境が整いましたが、なかなか予定どおりには進んでいません。自宅からセンターまでの交通手段がなくタクシーを手配しなければならない、日々の家事や子育ての中で家を空けることが難しいなどの理由で、ほとんどの女性は自宅で家事の合間に刺繍や縫い物をしています。


しかし、40人のメンバーの中には自宅にミシンがなかったり、あっても古くて使えないなど、製作環境に格差があることもわかりました。そこで、このたびミシン12台とアイロン15台を必要な家庭に配布しました。

彼女たちが選んだのは、電気やテーブルがなくても使える手回しミシンです。

(EARCOSー東アジア地域学校評議会の支援により購入しました)

これは女性たちがミシンとアイロンを受け取りに来たときの様子です。

いつもながら、下を向いた写真ばかりで残念・・・


女性同士で個人的に話すときは素敵な笑顔を見せてくれるのですが、外部には顔も表情も決して出そうとしません。元々保守的な一族ですが、タリバン支配下で女性に対する圧力が強まり、益々息苦しくなっているように感じます。

彼女たちが安心して堂々と顔を上げられる日が、一日も早く来ることを願わずにはおれません。

 

今後の活動について運営会議で話し合った結果、9月より定期的に(月に1日か2日)EJAADセンターに集まる日を決めて、会合・刺繍&縫製トレーニング・識字教室・英語クラスなどを行うことになりました。 遠隔地の女性には泊りがけの研修も行えます。

オフィス用のパソコンやプリンター、デスクなども購入しました。

 

ゆっくりゆっくりですが、アフガニスタンの女性が未来への希望を持ち続けられるよう、ご一緒に応援をよろしくお願いします。

EJAADの活動を継続的に応援していただく「マンスリーサポーター」を募集しています。